「感じる この歌 この1首選」
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91.ありんこが砂糖の中で死んでいた幸せだったのかしらそれとも
                         ☆☆透明(砂糖:091)
http://tohmei.blog.shinobi.jp/Entry/101/
92.砂糖黍畑を走るおさな子はいつかのわたし汗まで甘い 
                        ☆☆まほし(砂糖:091)
http://mahoshi.blog27.fc2.com/blog-entry-181.html
93.しんしんと空から落ちる白い鳥わたしの肩にとまって消える
                        ☆☆林本ひろみ(落:093)
http://blog.goo.ne.jp/pleiades0163/e/126262278e0b389ea182b376b7c0ae17
94.誤って僕に微笑むひまわりが見上げる飛べない空は快晴 
                        ☆☆☆内田誠(誤:095)
http://pigsrock.at.webry.info/200610/article_29.html
95.それまでに決めておきたい流れ星になれるのならばどこへ落ちよう
                            里坂季夜(落:093)
http://2065.jugem.jp/?eid=121
96.不器用に生まれたかった泣きながら眠った朝も腫れないまぶた 
                          ☆☆みち。(器:096)
http://run.funky.gonna.jp/?eid=394581
97.公園のそばを電車が通るたび告白はもう白い息だけ 
                      ☆☆☆☆末松さくや(告白:097)
http://ameblo.jp/machihito-no-yuki/entry-10018710118.html
98.整理したはずのあの日をふと想う金木犀の香るゆうぐれ
                           ☆☆みあ(整:082)
http://blog.drecom.jp/a_yaya/archive/197
99.どこからかカレーの匂い ベランダの吸殻並べて顔を作った
                        ☆☆☆☆幸くみこ(匂:090)
http://blog.so-net.ne.jp/henoheno/2006-10-26
100.逃げないでいたそのなみだだからこそ発芽するときまばゆく熱い 
                             小軌みつき(079:芽)

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本日の投稿分

okimituki2006-10-27

076:あくび 
まひるまの月のあくびが憎しみが真冬に蔓延しない間(ま)に逃げよう
077:針    
干からびた砂地にかつてなくしたままの羅針盤を見つけた9月
078:予想    
予想したようには生きてゆけない夜の底 そこで信じたきみだけが咲く
079:芽
逃げないでいたそのなみだだからこそ発芽するときまばゆく熱い
080:響      
やりきれない巻貝の残響よとおりすぎてく舟ばかりです
081:硝子
泣かないで嘆きのきのう動かせば ぼくは硝子のゼンマイでした
                    
                         小軌みつき

本日の投稿分

okimituki2006-10-25

069:カフェ    
もう一度もどらない秋飲みほせばまばらなカフェにとける空席
070:章     
序章からはぐらかされた終章をリフレインしずぎてすでに耳をふさいだ
071:老人    
さぁ老人のようにか細い指であなたにほのかな虹をささげつ
072:箱     
箱詰めにされてしまったあの頃もいまなら齧じってしまえそうだと
073:トランプ 
正直になればよかった。トランプタワーももう過去形にちらばったあと
074:水晶   
たどりつくならば来世あなたの水晶宮までそっと小声で呼びにいくのに
075:打
忘れない打ち寄せる波のかたちが私のシャドウになった陽の暮れのこと
                                  小軌みつき

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81.朗読が終わったあとの教室に溢れるほどの夕焼けはさす
                          かっぱ(朗読:087)
  http://blog.livedoor.jp/kappadesu/archives/50799520.html
82.寝返りをうつあなたからあふれだす雨の匂いにまみれたいです
                       ☆☆田丸まひる(匂:090)
  http://replicaprince.jugem.jp/?eid=556
83.星のない夜きみの目の中奥にある私のための灯台を見た
                       ☆☆鳴井有葉(灯:038)
  http://naruiaruha.jugem.cc/?eid=702
84.道なりに歩いてたどりついた場所これも愛って呼んでもいいか 
                          nine(道:040)
  http://ura6.jugem.cc/?eid=45
85.歩道橋のぼったらすぐ右側に子どものような白いあしあと 
                        遠藤しなもん(道:040)                   http://cinamonwaffle.blog44.fc2.com/blog-entry-46.html
86.完璧だと思っていたけどひそやかにレントゲンにはうつっていた嘘 
                         ☆☆ゆづ(レントゲン:022)                http://daieitanka.blog11.fc2.com/blog-entry-71.html
87.少年のまぶたに垂れた果汁にもこの純潔を誇りたかった 
                           浅井あばり(垂:026)                 http://abari.blog53.fc2.com/blog-entry-27.html
88.ふたりきり躯(むくろ)になれればいいのにねうっとりねむるみぞれの晩に
                           小軌みつき(ふたり:066)
89.雨粒がずっと頭を打っている神様がする優しいこらしめ 
                          椎名時慈(雨:019)
  http://chestnuts.cocolog-nifty.com/kowaretanka/2006/10/019_1030.html
90.てのひらで硝子の鳥をあたためて飛ぼうと誓う蒼い夜明けに 
                          まほし(硝子:081)                   http://mahoshi.blog27.fc2.com/blog-entry-171.html

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71.生えてから誤植に気づくすなはまでこうせいされるひとでの中で
                            末松さくや(誤:095)
http://ameblo.jp/machihito-no-yuki/entry-10018644955.html
72.魂が息づくように神様は器の穴を塞がなかった
                          ☆☆かっぱ(器:096)       http://blog.livedoor.jp/kappadesu/archives/50805426.html
73.中庭の桜 告白するあいだ黒板消しは叩かれていた 
                   ☆☆☆☆ワンコ山田(告白:097)           http://blog.goo.ne.jp/chiharu386/e/b1c5b9a0b97d045d507973610f420d01
74.刺繍糸かぼそい場所にくぐらせてひかりをふくむことばをつづる 
                    ☆☆☆おとくにすぎな(刺:099)
 http://blog.goo.ne.jp/sugina-musicland/e/681248028e839c2fa5d0b53b28d7a8d9
75.大富豪するのも飽きて一匹の魚に戻り夜にくるまる 
                        ☆☆みち。(富:085)
 http://run.funky.gonna.jp/?eid=386893
76.透明な箱を開ければ流れだす虹の彼方に届く気がする
                      もりたともこ(箱:072)
 http://blog.so-net.ne.jp/tanka-sukidesu/2006-10-21
77.ふれることゆるされるならトランプを切る不器用な指のささくれ 
                        田丸まひる(トランプ:073)
 http://replicaprince.jugem.jp/?eid=500
78.水晶をくちにふくんで砂浜をあの世のように歩きましたね 
                       ☆☆☆村上きわみ(水晶:074)        http://blog.goo.ne.jp/imawik/e/ca4c36adee61bdeddc171ff8397b4595
79.教室の蛍の光は消え失せて 記憶、きおくがこだましている 
                        ☆☆まほし(こだま:041)         http://mahoshi.blog27.fc2.com/blog-entry-130.html
80.まっすぐな飛行機雲がけがされるような気がして息ができない  
                      ☆☆☆☆☆新藤伊織(飛:044)         http://plaza.rakuten.co.jp/shindoiori/diary/200609250001/

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