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3月〜9月まで(8月は夏休み)の歴代【サロンの星】を一挙大公開!!というわけで、
『あなたの私のサロンの星』をつくってみてください!!
歴代 金の星賞から1首、銀の星賞から1首、銅の星賞から1首の計3首です。
おひとり1回のみ。コメント欄に、お歌と作者のコピー貼付でぜひぜひお気軽に、記念に!よろしくどうぞ♪
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◆金の星賞
なげつけて死ぬはずだったものたちもやわらかく煮る白いキッチン
☆☆☆☆☆☆末松さくや【3月】
からっぽのことばてんてん 星結び てんてんなにをかくまっている
☆☆☆☆☆☆☆☆☆斎藤そよ【4月】
野に置けば野の椅子として待つでしょうわたしにどうぞおすわりなさい
☆☆☆☆☆☆☆☆☆村上きわみ【5月】
頬づえをついて見あげる向こうからプテラノドンがやってきそうで
☆☆☆☆☆☆☆みあ【6月】
寄り添えば日だまりだった許されぬ花の発芽がとまらなかった
☆☆☆☆☆☆☆ざぼん【6月】
そうなっていくしかなくて冬のよるわたしの棚のなかは整う
☆☆☆☆☆☆☆ 花夢【7月】
踏切が大気の抵抗ふりきって進めとさけぶようにあがった
☆☆☆☆☆☆☆末松さくや【9月】
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◆銀の星賞
のら犬のクロ・自転車に乗れるきみ・乗れないぼくの順に夕日へ
☆☆☆☆おとくにすぎな【3月】
ほどかれるものなのだろう指切りを生み出したのはきっと大人で
☆☆☆☆花夢【3月】
からっぽのドロップス缶何度でも振り続けてるような さよなら
☆☆☆☆☆☆☆☆田丸まひる【4月】
ひだまりのにおいの秘密聞かされるときゆるやかに上がる体温
☆☆☆☆☆☆☆☆田丸まひる【4月】
あなたまでゆくのか春の鍵盤に淡い指紋を残したままで
☆☆☆☆☆☆☆☆村上きわみ【5月】
ながいことつきのひかりをあびたためからだがとても鏡のようだ
☆☆☆☆☆笹井宏之【6月】
間違わずこのバスは行く 数字だけ書かれた整理券を握って
☆☆☆☆☆ 西宮えり【6月】
八月の夜へアンテナひろげてはきみの生まれた匂いを拾う
☆☆☆☆☆ 西宮えり【6月】
だれひとり思いださない記憶だけ揺れているその影はあたしだ
☆☆☆☆☆わたつみいさな。【6月】
組曲を星が奏でる夏空にビー玉ふたつしのびこませて
☆☆☆☆☆佐田やよい【6月】
日当たりがいいから置き忘れた辞書が窓でちいさなつぼみをつける
☆☆☆☆☆☆末松さくや 【7月】
手のなかの枯葉をくだく 落ちるときあたしはちゃんと舞えるだろうか
☆☆☆☆☆☆みち。【9月】
そらすときその背が描いた曲線が燕を呼んでいると思った
☆☆☆☆☆☆ひぐらしひなつ 【9月】
人間は忘れるもの、という命題 どうか流れる星に名前を
☆☆☆☆☆☆花夢 【9月】
虫一匹ころせないひとの虫かごの中でゆっくりころされてゆく
☆☆☆☆☆☆癒々【9月】
桜から葉桜になるまでの日々 鳥は叙情のかたちに群れる
☆☆☆☆☆☆香山凛志 【9月】
死ぬときもふたりでなどと嘘ついた君が冷蔵庫に入りきらない
☆☆☆☆☆☆岩井聡【9月】
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◆銅の星賞
ぶちまけた牛乳がもう白すぎてごめんなさいしかくりかえせない
☆☆☆☆☆☆☆みち。【5月】
かたくなに拒めばこばむほど枠組みをはみでるわたしの向日葵のこと
☆☆☆☆☆☆☆小軌みつき【5月】
特売のたまごはスクラム組まされてよい子よい子のふりをしている
☆☆☆☆☆みあ【7月】
うちがわはおそろしいね 浸されてどの豆もみなつよく漲る
☆☆☆☆☆ 村上きわみ【7月】
もう誰を好きになってもかまわないあなたの手から飛び立つ蝶々
☆☆☆☆☆ 田丸まひる【7月】
今生の最後の月を見るように煙草屋までを並んで歩く
☆☆☆☆☆ひぐらしひなつ【7月】
サイコロキャラメルの箱をころがすよ「5が出る」または「きみが来る」まで
☆☆☆☆☆おとくにすぎな【9月】