okimituki2006-04-11

  「感じる この歌 この1首選」
ーお気に入りさんがひとり増えるごとに
                お歌に☆をひとつプレゼントー

13.からっぽのドロップス缶何度でも
     振り続けてるような さよなら
☆☆☆☆☆☆☆                 田丸まひる(からっぽ:011)

                                                                                                  • -

11.子の背より力まかせに引き千切った翼を膝に並べてたたむ
☆☆☆☆☆☆               和良珠子(並:005)

                                                                                                    • -

4.からっぽのことばてんてん 星結び てんてんなにをかくまっている
☆☆☆☆☆                斎藤そよ(からっぽ:011)
7.あまりにも晴れた青空だったので小さな雨に気付けなかった 
☆☆☆☆☆                 かっぱ(雨:019)

                                                                                                        • -

9.スカートの襞にきちんとしまい込むきみを泣かせてしまう真実 
☆☆☆☆               田丸まひる(スカート:018)

                                                                                                        • -

91.指と指つなげばもっと淋しいよ・・・もっと。あなたを友だちと呼ぶ 
☆☆☆                     素人屋(指:002)
95.色のないリップクリーム重ねてもばれないような嘘をつきたい 
☆☆☆              田丸まひる (クリーム:013)
98.ヴィルヘルム・レントゲン氏の胸の上に黒蝶重くしづかな展翅  
☆☆☆                    みなとけいじ (レントゲン:022)
97.泡雪がつきさすときも分けあおう 夜毎うねったアロエの株を 
☆☆☆                    西宮えり (株:035)
99.B組の窓際からは見えていた世界の色が褪せてゆく夏 
☆☆☆                 花夢 (組:036)
100.書けなかった手紙のような鳥が来てわれの骸をついばむだろう 
☆☆☆              そばえ (手紙:003)/推薦:みなとけいじ 
14.思い出す 深海に灯はともること あなたがとてもきれいなことを 
☆☆☆                    西宮えり (灯:038)
15.あまおとが死ねと聞こえるバス停に半分朽ちた長椅子がある。 
☆☆☆                     みち。(椅子:009)
17.おへそには幸せがつまっているの姉はそう言う桜あんぱん 
☆☆☆                     そばえ (桜:010)
20.天指せばとんぼひとさしゆびに来るあの川でなら待っててもいい 
☆☆☆                  おとくにすぎな(とんぼ:025)

                                                                                                              • -

93.待ち合わせ時間とっくに過ぎている赤い自転車走らせて、きみ 
☆☆                 長沼直子 (自転車:006)
94.噛み痕をあかく残した手の甲でつめたい頬を拭ってくれた 
☆☆                ひぐらしひなつ (噛:012)
96.手は繋がないくみ交わす眼差しでこれみよがしに秘密にしようね 
☆☆               たざわよしなお (秘密:015)
10.街灯に見つかっている罪悪とひとの弱さに容赦ない冬 
☆☆                 花夢 (灯:038)
12.恋文を棺に入れて泣きながら眠る私を揺らしてみせて 
☆☆                  新藤伊織 (揺:007)
19.冬の灯を消さうとするととめどなく美しく降るあのころの雪
☆☆                斎藤そよ(美:021)

                                                                                                            • -

【第4回週末短歌サロン/雑感】
第4回サロンには総勢18名、32コメントいただきました。ご参加いただいたみなさんありがとうございました。
 現在サロン選出歌は通しナンバー100番までいったので、2巡目にはいりました。今回の出席率がかなり高かったので、それぞれのお歌に☆がたくさん輝いています。そして、最後にいらした暮夜宴さん、みあさんの☆が大逆転劇を生みました!!
 その結果、日曜サロンで掲示した13番田丸まひるさんのドロップのお歌がトップになりました。4番斎藤そよさんのてんてんのお歌と、7番かっぱさんの小さい雨や、11番和良珠子さんの親心のお歌も人気がありました。
 20人弱の人のなかで、これだけの支持を集めるということは、見えないけれども無数の☆の支持がある説得力や魅力にあふれた歌に違いないと、確信させてくれるお歌だとも言えますよね。うんうん。
 また第5回のサロンでもそんなステキな人々の心をきゅっと掴むお歌が現れるのを楽しみにしています。                     管理人
-------------------------------------------------------
ー第5回週末短歌サロンのおしらせー(毎金・土・日曜日の当ブログにて)第5回の推薦は4月15日(土)までです。あとは来週にくりこします。

                                                                                                            • -

ーA:お歌の推薦ー
題詠100首blog作品のうち他にも第5回週末短歌サロンで推薦したいお歌があればお1人につき1〜2作品程度教えてください。(自選も1首OK!*サロンに集われたみなさんにより、鑑賞コメントがつけば優れたところ、意外な発見もあるかも)
お歌の貼り付け+作者名(お題ナンバー:お題)
(オススメひとことコメントもあれば3行まで、なくてもいいですよ。ご自由に)
ーB:お歌の鑑賞ー
第4回サロン(金・土・日3日分)作品のうち感じた歌、おもしろいと思った歌、お気に入りのお歌があれば当サロン通しナンバー(91番〜100番 1番〜20番)をご記入くださいね(いくつでも可)常時受け付け(選んだひとことコメントもあれば3行まで、なくてもいいですよ。ご自由に)
*第4回サロンへの推薦と鑑賞コメントは、内容に関わらず最新の日記のコメント欄も利用してね。

                                                                                                                • -

*A,Bどちらかだけでもけっこうです。おしゃべりコメントもお気軽に。週末じゃなくてもお気兼ねなくどうぞ!(過去ログはネットサロンの強みです)
         走者さん、伴走者さん及び通行人の方々のあしあと大歓迎!

題詠100首blog会場はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/daiei100syu