okimituki2006-04-03

オヴラート光よろめく痛がりの
       ダメージをこそ美徳とおもえ (021:美)
こわれたいもとのかたちにもどれるならば
     レントゲン室の瞬間放射 (022:レントゲン)   
結ぶのよことり永遠と一瞬のさざめき
        それだけをそれだけを (023:結)
テーブルに牛乳の輪っか消せなくて半熟卵は分け合えたのに 
                          (024:牛乳)
くるくると旋回をする糸とんぼ初夏のないしょのあのベンチには 
                         (025:とんぼ)    
心象に沁みこませしはジャズピアノ枝垂れ白梅ほろほろと降り 
                          (026:垂) 
あの嘘をそろりと注ぐその日からシャーレに増殖してた白黴 
                          (027:嘘)
届かない微熱のままの紙ヒコーキをなおたくしても夏雲ばかり 
                         (028:おたく)      
信じることが騙されることでしたローズマリー草のそばのふたりは 
                          (029:草)
そぅれっと政治御殿 はおどるまま子パンダたちいっせいの着席 
                          (030:政治)
                        小軌みつき

                                                                                                                    • -

◇日々の生活より
 昨日からみょうな偏頭痛がでた。寝ると治るんだけど、まだ完治していない。だから早く寝ようっと。(でもさっきこの書いていたブログが手違いで消えたから、もう1時は過ぎそう・・・とほ)おかげで、他地域から借りている図書の返却期限も切れている。この本は返却スルーポストは使用禁止なので、かならず窓口に出向かねばならない。「あしたは夜7時まで開いている日だから大丈夫だよ」と息子にはげまされる。(彼はいま春のいい子になるぞ!運動実行中なのだが、もちろん欲しいものをねだってきている。むむ)
◇明日の予告
3月の月間MVPの発表です。まだおひとり返信がないのですが、大丈夫でしょう。(お待ちしていまーす。^^/)あ、ただいま!全者そろいました。ご協力アリガトウございました。(良かった良かった。)
 ではまた明日お会いしましょう。

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題詠100首blog本日の投稿分
まよいこむとかげのかげの鍵穴にあわない鍵を持ったまま、春
                     小軌みつき