文字フェチ

okimituki2006-03-12

  寒さぶり返して、明日は安全当番です ふぅう〜(ため息・・)。日曜の脱力感満載
 昨日聴いていたラジオのお歌のなかに、梅のつぼみのカタチが「あ」に似ているという風な作がありまして、いつだったか私もそのようなふうに、ちらっと思ったことはありました
 もともと文字フェチなんでしょうね。われながらフォント(文字の書体のこと)行間の詰めとか、ひらがなのならびとか、漢字の感じ、漢字とかなのバランスとか妙なところにこれはステキ!とかそういう個人的好みみたいなものがあった。だから子供時代から集めていたものは「言葉」で、よく国語辞典をまるで分厚い雑誌のように読みふけって個人的ステキを、マーキングペンでしるすというようなことを飽きもせずよくやってました

 
 電車の中吊りとか文字が並んでいるとつい読んでしまうし、内容云々ではなくてコピーの面白さとか新鮮さなんかに見とれたりするの。あと雑誌とかカタログのキャプションはとくに好きで何回も何回も見る。それにレイアウトとかデザインとかそういうとこにばかり気がまわって商品はあまり見てなかったり・・・。あとお菓子のパッケージに書いてあるーこのお菓子は、こんなお菓子ですよーという記述も必ず読んでしまう。だけどそれらがただの文字羅列になると模様にしか見えなくなっちゃうんです(だから図書館は好きだけど、おそらく通常より本は読んでいないほうだと思います)
 だからでしょうか、印刷関係の仕事してたときは、トレスコ(ロゴマークなんかを焼くための機械)の黒いテント小屋みたいなところに入って一日紙焼きしてても、なんかカメラマンの写真現像してるみたいで面白かった。ゲラとかコピーとか写植の発注とか青焼きとかそういうのが周りでうごめいているだけで、なんか仕事でありながら楽しい気分でした
 だけどあの頃にくらべたらいまはパソコンで何でもやってしまうんでしょうね。私がやっていた頃は過渡期でしたから、まだ半々くらいだったのです。こんなブログのレイアウトだっていまではクリックでできてしまうけど、これを手作業で版下化するとなるとかなり手間ひまかかってしまうものなのです。まぁ手作業ならではの融通はきくと思いますけど・・・スピードという点ではもはや過去のことなんだろうと思います
 ネットの世界もほんと進歩がすさまじい。ホームページ作りにくじけた私ですら、ある日ふらふらっとやってきてぼぉ〜っとブログを閲覧しているうちに、ホームページ代わりにやってみようかなぁと思ったその日にちゃっちゃとブログできましたから、すごいものです。それも写真とかいっぱいあって借りれちゃうし、タグなんてちっともわからないのに適当にやってたら貼り付けできちゃうし、色もつけれるし、フォントも替えられて、大きさも替えられる。もう少し慣れて熟達したらもっともっと凝ってみたいなぁ。とりあえずそこそこデザインシートもあるし(だから時々変えて見てたりするんですけど)かなりシステムが簡素化されてきているんだなと感心。この便利さは目をみはるものがありますね。それなりに自分が思ったヴィジュアルが、ある程度カンタンにソク実現できちゃうことはとてもうれしいもの
 以前本を作ろうと思ったときに写真と短歌を一緒にしたいと思ったりなぞしたら、ものすんごーくタイヘンでお金も莫大にかかって無謀ってわかって断念したのに、ここではいつでもクリックと入力だけでしかも無料でいいんだからほんとに楽々です(助かります はてなさん!)
 印刷関係にいたぶん本来こういうものを紙面であげるまでに、どのくらいの労力がかかるかということがよぉっくわかるだけに私はそこに感じ入っているし、これからもこのPC壊れないかぎりめいっぱい享受させていただこうと思っております(ぺこり)
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題詠100首blog本日の投稿分
020:信号
見つからぬかくれんぼうをしつづけるぼくもモールス信号でいる
                       小軌みつき
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