三谷幸喜の仕事

okimituki2006-03-05

 今夜はじつは締め切りに追われている
そのうえなんだかやっと治ったと思っていたセキが再来(むむ・・まずい)
 それでもなんとかしておきたい

 今日借りてきた文庫「仕事、三谷幸喜の」には三谷さんの仕事が幼少の頃から載っていて、彼は小学生の頃から脚本を書いていた男とされている(うーんさすがのキャリア)
 個人的にはあまり意識して観てたことってないなって思っていたのだけど、あるわあるわ「欽ドン!良い子悪い子普通の子」これの視聴者から送られてくるハガキのリライトをバイトでしていたそうです。あと「お笑いマンガ道場」は例題を出して会議にかけられあまり採用されなかったとか・・
 じつはあの「サザエさん」も4本書いている。それの4本目に「タラちゃん成長期」というのを、夢でタラちゃんが水泳の選手になってオリンピックに出て筋肉ムキムキになる話だったそうだけど、プロデューサに「冒涜だ!」と叱られクビになったそうです。(なんとなくわかる気もする)
 まだまだ「とんねるずのみなさんのおかげです」「世にも奇妙な物語 映画の特別編」とか脚本てなかなか意識していないけどすさまじく仕事をこなしていらっしゃる(基本舞台の脚本が多かったようで、テレビと映画と含めるとスゴイ量)


 私がちゃんと観た事があるのは「12人の優しい日本人」なんですけど、それは映画になっていてたぶんエツさまが主演だったから観たんだろうけど、三谷さんの人柄みたいに地味で実直でじわっじわっとした作品でした。そこはすごく好感しちゃったというか、あーこういうのを日本映画でやる人もいるんだとか思ってました
 でやはり三谷さんといえば私は「古畑任三郎」につきるのかな、やっぱり。もちろん田村正和さんでなかったらここまでになっていたかどうかわからないけど、すごい幸運というかそんなマッチングであったことは間違いないのでしょうね
 映画もその後数々ヒット作を出しているようですけど、最近は「THE有頂天ホテル」でそれも絶賛だったらしいし(私は観ていないので、なんとも言えないですが。え?3月6日付けのニュースで興収53億ですか、それはまた、あらあら素敵)
 まぁ彼はものすごくメディアに出演するという珍しいタイプの脚本家で有名ですが「作品をしあげたらあとは観てもらうしかない、だから僕は宣伝でもなんでもするんです」というようなことをおっしゃっていて、作品てのは観てもらえてなんぼなのかもしれないなぁだから作って満足してても、そこをおこたったらだめのかもしれないなと考えさせられます はい
 それにこんな逸話をどこかで聞いたのを覚えています。彼は幼い頃、母親を喜ばせるために誕生日にサプライズパーティ(こっそり内緒で企画するパーティ)を催したという話なんですが、もうそこらあたりから彼は人を喜ばせる天才だったような気がしますね。それに小学生のお楽しみ会の脚本を書くのが生活の軸だったそうですから筋金入りです
 その彼が冒頭に〜70年代の9歳から19歳までの10年間。この時代に観た映画やテレビ、読んだ本の影響はとても大きくて、その頃吸収したものをその後の何十年間で吐き出してるっていう感じがすごくします。だからやっぱり10代って大事ですよ〜って書いていて同感しちゃいました。やはりそういうところ自分にもあるからかもしれません 
 ちなみに彼はかなりのボンボン育ちで、この文庫には若き日のお写真も添えられているのですがどれも微妙に二枚目です。テレビで拝見しているとそうは見えなかったのですが(少し認識を変えて今度から見てみることにしてみよう!)

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今夜の投稿分

009:椅子  屋上にぼくのロンリープラネタリウムもうきみの亡き白い丸椅子
                              小軌みつき
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010:桜    さくらんぼふくめば太宰の苦わらいうつし世にまた桜桃忌来る
                              小軌みつき
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