ミステリー週間

okimituki2006-03-04

  ミステリー作家 綾辻行人有栖川有栖の合作で贈る「安楽椅子探偵」が昨夜放映されました(今回はじつに三年ぶりです ふいうちだったなぁ・・)
 この番組、関西ローカルの深夜枠で、年に1回あるかないかという非常に稀有な懸賞金つき・視聴者参加型本格ミステリードラマで、1999年10月に第1回目「安楽椅子探偵登場」が放映されてから、第6作目「安楽椅子探偵ON AIR」の出題編を昨夜(厳密には未明・・3時59分までやっててやはり観ちゃいました)で、来週3月10日(金)深夜1:59〜また同じ時間まで解決編が放映されるらしい(たぶん観ちゃうんだろうなぁ、私のことだから)


 今回はどうやらいまゴールデンで放映中の「TVのチカラ」を下敷き(もうほぼそれのパクリですね)にしてドラマが作り上げられてました。女子大生の三条みやび(21)が殺害され、捜索を桂という女優(モデルは東ちづるサンでしょう、これは)が姪の三条殺害事件を番組に依頼をしたという設定。この謎解き番組「金曜ON AIR」が放送されるたび、それに出てくるベタな霊能力者は何回かまぐれで霊視をして当たったものの、本性は偽者で霊視をするたびに追い詰められていき、最後には第2の被害者になってしまう。そこで実はこのテレビ番組を制作しているスタッフのなかに犯人がいて、なんと番組ON AIR中に逮捕劇が!というところでオカリナ笛(この笛はネックレスになっていて、毎回窮地になると登場する安楽椅子の定番小道具)が鳴って終了になった。

 じつは昨晩もブログ更新とかしてるうちに始まってしまったから、あんまりちゃんと見ていなくて推理できるところまではいかなかったのはザンネン
 だけど、いつもドラマ終了後に作者本人が2人でトークする部分があって、そこを見てるのが1番面白かったりする
 小さい色メガネにハンチングでちょい洒落オヤジ風の綾辻サンと、ちょっと前なら紙袋持って歩いてそうなアキバ系ちょいオタク風の有栖川サン2人だけが、今度の解決編までの1週間、犯人を知っているという優越感に浸りまくりながら会話をやりとりしてるのがなんか見てて悔しいくらい、羨ましいの
 トリックがこれまでにあるのではないものを考えるため(回を重ねるごとにますます難易度を上げているそうなので)いままではホテルに缶詰で1日徹夜で2人で考えていたけど、今回は2日徹夜したというエピソードは、なんか大マジに推理を考えてる作家2人のジャージ姿とかそういうのをイメージしてくくっとなります 
 来週の解決編たのしみだな。いま安楽椅子サイトで犯人予想1位はADの衣笠で30%くらいで、2位は女優の桂が23%程度
 通常このドラマの推理では、犯人と推理を当てる事ができるのは3%の狭き門
 それにしても1回くらい応募してみたいもの・・・それにはやはりビデオに撮らないととてもじゃないが放映をただ見ているだけでは、細かい日時と出来事、登場人物などなどが覚えられないし、それに今回だって3年新作待っていたわけだから次回の安楽椅子そのものも、あるかどうかすら定かじゃない・・・

 でもいま関西では、このドラマの推理で一睡もせずに熟考しつつ録画したビデオをしつこく見すぎてテープ切ったり、録画して寝たと思ったら撮れてなくてがっくしとかそういう幾多の想いの安楽椅子探偵たちが増えているミステリファンじゃなくてもドキドキワクワクの1週間なのだ
はたして犯人は?その真相やいかに!

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007:揺    窓ごしの小鳥が羽を身づくろいするたび揺れる朝のキラキラ
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008:親    球根のチューリップひらくそのときにさがしてしまう親指姫を
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