歯科通院続行宣言!

okimituki2006-02-22

  晩秋から歯科に通っている


 ブリッジして繋いでいた奥の銀歯の下が痛んだことがあったので、先生に言ったら
「ブリッジ3本のセンターの歯もないし、めんどうだけど繋いでいる銀切断してすでに入っていた奥の銀歯も抜いて、その下の歯も全部抜きましょう」^^


 ここに来てから歯を抜かれ倒していて、この前2本いっぺんに抜かれてからもう3本目を抜くハナシである(つ つらい・・)
 しかし、もう抗うことは出来ないくらい奥の口内環境が悲惨なので、先生のおっしゃる通りにしぶしぶ従うことに同意し、新たに新しい銀を入れるということになった


 昨年からそのために重い赤外線ガード(よだれかけベストみたいな)を付けてレントゲンを撮り、シリコンで歯型をとり、その間に歯茎の検査とか歯垢のお掃除も受けて
 ようやっと奥の銀歯を入れてもらってきた(てことは4ヵ月ごしということ ね)


 歯科では口の中に先生の指とか機材をいっぺんに何本も容赦なくつっこまれるし、吐き気がきつくて毎日の歯磨きもできないくらい口の中に異物が入るのが辛い私には、やはりかなりがんばらなければならない現場であった


 それにあのギュィ〜ンだのキュンキュンだのという耳障り極まりない音が他の歯さえ疼かせ、どの歯が悪いのかすらもわからなくなるくらいだから、もっとガリガリとかウィーンくらいの低音にしてもらえないかと提案しそうになる


 しかし、椅子を倒されて機材や指が入っている最中はまさにまな板の上の鯉状態で、しっかと拘束されている気分なのだから こちらも大人である以上暴れるわけにも行かず、これっぽっちも私情をさしはさめる余地もないとわかっているし、ここは鯉に徹し観念するしかないのだ


 時々ここで薬を嗅がされて気がついたらどこかに拉致でもされてたら、どうしようとか考えてしまう そのくらいここの女性の先生や助手サンの全てが、すばらしくレベルの高い美人揃いなのでよけい妄想してしまうのかもしれない 私にとってここはかなり現実味がない空間なのだ


 あ、この匂いはなんだろう うーんシンナーっぽいマジックインキ系か・・否セメダインだと模索しながら、施術を頭で冷静に確認し 何か変なことをされているのではないかとか、おかしな疑いも頭をよぎりながらの歯科治療という大ガマン大会の手に汗握る数分間 問答無用で続いてようやく終了
 

 そんなこんなでおさまったおニューなMY銀歯がいま私とともに暮らしてくれていて、なんだかお口の中に、私だけしか知らない新しい息吹すら感じておるしだいです


 息子の歯はまだ乳歯から生え代わったばかりで、永久歯が徐々に揃ってきている時期で、それに引き換え私の歯はだんだんと減り、こうしてさみしく人口歯が増えていきます・・・しょんぼり


 もっと大切にしなくちゃな 
キレイな先生がキレイな声で「まだ大丈夫です いまからやっていきましょう」とうすっぺらな社交辞令で励ましてくれたけど
 「でもかなりヒドイよね」とぽつりと言ったら 二人で顔を見合わせて笑ってしまった


 受付にもどりソファに座りながら大画面スクリーンで流されるイージーVTRのガラパゴス諸島の生き物やら世界遺産の数々を放心ぎみについじっくり見入り、しみじみ流れているJAZZも落ち着いている雰囲気もいいし、受付の原田さんも魅力的なのでもう少しがんばってみようと思っております

 歯は長い友ダチ 末永くいっしょに・・・とココロに誓う花冷えの2月