餃子とシュウマイ

okimituki2006-02-08

 何年か前から、はじめはちょっとした
好奇心だったけど
料理という毎日の生活に欠かせない分野に
個人的に革命を起してみることにした
だからふだんよく口にするものを一度はモトから
もしくは廃材からつくってみることに
やたら挑戦していた時期があった


 たとえば腐りかけの牛乳でカッテージチーズとか
お茶がらを炒ってふりかけとか
玉子とサラダ油でマヨネーズとか
大根とにんじんの皮できんぴらとか
(これはいまでもいただく一品です)
 そういうものを作りまくって
これまで使ってきた市販品とか正規品とされるものの違いを確かめた


 そうこうするうちに
作って美味しく、手ごろで手軽なものは作りたいほう
作って味がいまいちか 手間がかかりすぎるか
そのわりに手ごろで美味なものは買うほう
に分けられることになった


 そのなかで餃子は買うほう
 シュウマイは買うこともあるけど、
圧倒的に作りたいほうに入ることになった


 どちらも庶民的な食品で、大体は同じような作り方をします
ちなみに今日の夕飯は餃子でした


 餃子は買っても作っても それほど味に大差はないような気がします
だから焼き方にこだわっています
 これまでもテレビの受け売りだけど、その英知の結集というか
そういうので焼き試しを何度も繰り返してきました
 そのなかでこれがベストといわれるものに辿り着いたのが この焼き方です

  
 まずフライパンを熱する→油をひく→餃子を並べる
→小鉢に水100mlほどをいれ小麦粉をテキトウに入れて掻き混ぜておく
→ちょっと焼色がついた餃子の回りに小鉢のタネを流しいれる
 (これを専門用語ではハネという) じゅわ〜
→周囲のハネの水分がすっかりとんでパリパリになって
キツネ色になるくらいまで焼く
→皿に焼いたほうを上にしてのせて、たれをかける


 餃子を焼くときに困っていたことは、表面がこんがりパリパリになるどころか
フライパンにくっついて中身がでてしまい、お皿に移すときにすでに
餃子なのかなんなのかわっかんない 
食欲の失せるモノが時おりできてしまうことでした


 しかし、この焼き方ではテフロン加工の 
おおかた剥げたうちのフライパンでも
餃子専門店のそれのようにキレイに焼くことができます
(失敗はたまに・・焦るとします
だから焼きあがるまでは動かさず じぃっと我慢なのです)
というわけで、焼き方に神経を集中したいので 買うほうに軍配なのです


 だけどシュウマイは一度作ったものを食べたら、
シュウマイってこんな味だったの〜とちょっと感激すると思います
自分でちょいちょいと作ったものなのに
どこかで有名料理人のシュウマイとして
売られているかのようなリッチな気がしてくることうけあいです


 作り方はシュウマイの皮一袋と
タネ2人前(豚ひき肉200gと片栗粉大1、青菜類少し刻んだもの
たまねぎ1/4個みじん切り、塩 小1/4、こしょう少々
しょうゆ、砂糖、ごま油各小1、酒 小1/2、しょうがちょっと)
を、とにかくボウルに全部入れて
粘り気が出るまでしつこくまぜまぜしたものを 
手のひらをひろげて皮をのせ、そこにスプーンですくったタネをのせて
手のひらを起してきゅっとつつみ成型
(大きさは自由だけど、フツウに作ってもけっこう大きくなってしまう)
お皿の上にできあがったシュウマイをどんどんのせていく
(てっぺんにえびとかグリンピースをのせると、
まさにまごうことなきシュウマイです)
皿ごとラップをする→4分30秒から5分レンジで過熱→完成です
(ラップをしないと皮がパッツンパツンになって噛めません あしからず)


 タネは少々分量が変わっても
何かが足りなくても(そこそこね)それなりに美味しく
蒸さないこの方法だと失敗がないし
そのまま食卓に出せるのもいいのでオススメです


 冷凍すると味わいが落ちますので、作ったら食べきって
豚肉の甘さがじゅわぁと お口に広がる一品で、
大きめだとちゃんと主食になるところがスゴイ
 

 これまで脇役としてのシュウマイの存在を疑わなかったとしたなら
ふぅむ これは と、うなる 
ささやかなこのお口の中のシュウマイ祭りをゼヒお楽しみあれ