すくいようがないわね ワンダーランド

今朝　信じられないほどチグハグな一日は幕を開けた

　まずシゴトで決定的な好機が訪れたにもかかわらず
そこで己を疑いたくなるようなミゴトな判断ミスを
一度ならず、ニ度も連発して
とんでもない窮地に陥（おちい）ってしまったことに愕然
　おかげでせっかくひょっこりやってきてくれたその好機の波は、
いっぺんにして私の内側で暗澹（あんたん）たる自己卑下（ひげ）の嵐と化した
頭じゅうを疑問符が埋めつくす勢いの　
思わず叫びたくなるような自分に対する怒りと罵倒（ばとう）

　それでもこういう時こそなんとかして頭を切り替え
いまの事態を取り戻そうと焦った私は、冷静に冷静にと呪文のように繰り返し言い聞かせ
（本当はどうあがいても冷静なんかにはなれっこないのだか）
そして何度も頭をリセットして考え直し、選択肢を探し
また他との調整ができないかと試み、バタバタと思案しまくった
そしてそのことに対して　できうる限りトライに次ぐトライをくりかえしたのだったが
あえなく裏目裏目にでるばかりで、がっくし途方に暮れてしまった

　すっかり肩をおとし、フリーズしてしまって身動きできなくなっていた私は、
そこで・・・・「歌」がむしょうに歌いたくてたまらなくなったのである
（これは歌唱のほうね）
　昨年秋頃まで利用していたけど、もうシゴトに夢中で　多忙で
何ヶ月も使わなくって会費ももったいないので
解約していたネッ（ト）カラ（オケ）サイトをさっそくクリック
　会員登録手続きと進みそこでカードの番号をいれて、
有効年月日を入れる欄でまたつまづいた
（もう天パりすぎでなにがなにやらわかっていない）　
月と年をあべこべに読み違えてカード会社に勘違い電話をし
やさしいお姉さんにたしなめられ、それはすぐ自分でもわかったので
あっさりと解決した

　もうひさびさに歌いまくった
（かろうじてこれだけは成就）

　なぜか越路吹雪の「愛の賛歌」から（最初に目についたのがそれだったからだけど、
ディープな歌詞に照れそうになる　
年始に見ていた「女の一代記」でのドラマを思い出し歌ってみた）
　レミオロメンの「粉雪」とか（スガ）シカオちゃんのクールでタイトなテクニックとアクセントの必要な「奇跡」「秘密」「アシンメトリー」ほか諸々。。。
　最後はポルノ（グラフィティ）で「ジョバイロ」を軽快に歌い上げ、まだ物足りないので「愛が呼ぶほうへ」もさわやかに歌ってようやく落ち着いた
　勢いに任せた衝動的な選曲は　いつもはそれほど歌わない男性ボーカル曲がなぜだか圧倒的だったが、以外と最近の歌は男性の音域も高いから声がのってなかなかに気持ち良かった
　だけどこういう有事のときには、それこそ気だるく斎藤和義でも歌いたいのだが

　そこで息子が「ただいマンモス〜」とクレヨンしんちゃんさながらにご帰還
ようく考えたら、自分が自棄（やけ）になって
お昼も食べていないで熱唱していたことにやっと気がつき
　しかし、その時点で歯医者の予約の時間が真近かに迫っていることもわかっていて
そこで歯を磨き終えたら、やはり何も食べてないとおなかがすいちゃうなと思い直して
そこにあったバナナをなんとか腹におさめた
仕方ないのでもう一回歯を磨きなおして、いざ準備を終え小走りで出かける
　なんとか滑り込みセーフで歯科へ到着
受付のお姉さんは今日もキレイだ
　落ち着き払ってカードを差し出して小さく「コンニチワ」と言う
さぁてとソファへ座ろうとしてたら
・・・すぐに名前を呼ばれた
　「あの、今日じゃないんですけど・・・」
　「え？」
　二人で微妙な笑みをかわして、すごすご　退散
（もうバカバカ　バカっ・・・うるうる）

　今日は節分　鬼は外　福は内
　うむ　できればこのすくいようのない鬼瓦ズレがなおってから
我が家に福はきてください　オネガイします