okimituki2006-09-22

  「感じる この歌 この1首選」
ーお気に入りさんがひとり増えるごとにお歌に☆をひとつプレゼントー
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72.人間は忘れるもの、という命題 どうか流れる星に名前を   
                              ☆☆☆☆花夢(題:100)
  http://blog.goo.ne.jp/hana_yume/e/21a1edda21b7a0145dce6c727be67ca3
81.桜から葉桜になるまでの日々  鳥は叙情のかたちに群れる
                               ☆☆☆☆香山凛志(桜:010)
  http://ameblo.jp/linsie-kayama/entry-10017031736.html
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74.夕闇がとても悲しいお話しを朗読し終えた仔猫のようだ 
                              ☆☆☆富田林薫(朗読:087)
  http://blog.goo.ne.jp/maguro726/e/7b6c3741ca782461f785efdd5878477d
75.夏の庭絶え無く芽吹く雑草を抜かねばならぬ抜かねばならぬ 
                              ☆☆☆ゆあるひ(芽:079)
  http://yuaruhi.exblog.jp/2186166
84.鳴りわたる夏の子音よお別れを見つめることにも慣れてしまつた   
                              ☆☆☆萱野芙蓉(鳴:065)
  http://willowpillow.blog55.fc2.com/blog-entry-67.html
90.図書室の隅にも届く夕暮れのなおたくらみにゆれるまえがみ 
                              ☆☆☆鳴井有葉(おたく:028)
  http://naruiaruha.jugem.cc/?eid=684


【第23回週末短歌サロン/雑感】
 さていよいよ秋です。第23回サロン、ご参加いただいたみなさんありがとうございました。とりあえずまとめておきますが、後から来られてもだいじょうぶですので、安心してご来訪ください。☆の反映もいたします。(掲示されたものすべてに管理人の☆が表示なしですがついていることになってます。)
と、まだ半そででセンプウキのお世話になってるこの頃ですが、急に寒くなっちゃうのでしょーか。
さてさて、題詠100首blogマラソンも残り1ヶ月です。完走まだの方ご一緒にがんばりましょ===3

今回のトップは、最後の最後にもやりましたねぇ、70番花夢さんの「命題」 題詠100番の「題」でした。普遍的なテーマをさらっと的確に詠んでのける巧みさは、これからもまめに作歌すれば、独自の世界をますます展開できそうです。
81番香山さんの「鳥の群れ」は短歌の31文字のよさが引き出されていました。74番富田林さんの「仔猫」は物語にすんなり入り込め、75番ゆあるひさんの「雑草」には、くっと立ちどまり、84番の萱野さんの「夏の子音」はノスタルジーが、90番鳴井さんの「前髪」は若さの内側にある微妙なにごりがあざやかでした。